日本と中国の架け橋になり、素敵な世界を作りたい!adotグループ【円卓】紹介

株式会社エードットには、「カラス・噂・BIRDMAN・Spark・arca・円卓・伊藤商貿有限公司」という7つのグループ会社が存在します。(2020年1月現在)
その中から、今回は株式会社円卓のCEO「戴蓉婧(タイヨウセイ)」とアカウントプランナー「虞方瀅(グホウエイ)」の2人に話を聞いてみました。

左から、虞方瀅(グホウエイ)、戴蓉婧(タイヨウセイ)

円卓の事業内容は?

― 早速いろいろ聞かせていただきたいと思いますが、まず円卓の事業内容を教えてください。

戴蓉婧(タイヨウセイ)
昨日までずっと中国にいたから日本語下手かもしれないけど許してね(笑)

虞方瀅(グホウエイ)
確かにずっと中国出張でしたもんね(笑)

戴蓉婧(タイヨウセイ)
そうそう、変なこと言ったり話長くなったりするかも(笑)
円卓は一昨年の12月に立ち上がって2年経つけど、事業は全部で3つあって、中国市場および中国人に向けのコンサルティング、マーケティング支援・IP事業・EC事業になります。

コンサルティング事業は訪日外国人を対象としたものと、中国国内の人々を対象とした日系企業様のマーケティング案件が主です。川上の戦略設計から、川下のプロモーションでの実行まで幅広く対応することが可能です。

IP事業としては、IP大国である日本の素晴らしいコンテンツを国外に持ち込むようなことをやっています。
EC事業に関しては、昨年上海で10年間EC事業をやっている会社と戦略的提携をおこないました。
日本のアニメ、漫画やアート、プロダクトなどの中から、日本人自身も気づけていない、実は外からみると価値が高いコンテンツ、プロダクトをどんどん発掘して、もっともっと海外に発信、提供していけたらいいなと思っています。

この2つの事業(IP事業とEC事業)は一昨年スタートしたのですが、順調に成長しています。

社名【円卓】に込められた思い

― 会社名の「円卓」にはどういった思いが込められているのでしょうか?

戴蓉婧(タイヨウセイ)
円卓の騎士ってあるじゃないですか。
上座下座のない円卓は、その場にいる人それぞれ役割が違うだけで、すベての人は対等であるって言いますよね。

また、中華料理といえば「円卓」を思い出すでしょう。
中華系の方達はよく円卓を囲って飲んだり食べたり、騒いだりします。
家族、友達全員の顔が見えるので、緊張が和らぎ、和気あいあいとした雰囲気を作りやすいため、円卓にはコミュニケーションがしやすくなる特徴があります。

私たちは特に国境を超える仕事をやっているので、ビジネスの世界でもこういう雰囲気を作ることができればいいなと思い、この社名を選びました。

社員やチームに対しても同じ思いを持っています。
それぞれが得意な部分を伸ばしていき、周りの人と補い合ってプロフェッショナルなチームであるようにしたいです。

チームには日本語が話せない人もいれば、私よりいろいろな部分で優秀な人もたくさんいる。
そんなメンバーのいいところを発掘して周りを巻き込みながら対等な関係で、みんなで会社を成長させていきたいと思っています。

円卓のメンバーはどういう人?

― 代表のようせいさん含め、どういうバックグラウンドの社員の方がいるのでしょうか?

戴蓉婧(タイヨウセイ)
日本に来て17年になります。
2009年に当時上場していた専門商社へ新卒入社しましたが、3ヶ月後にまさかの倒産。その後日本語もまだまだ慣れていなかったのですが、流れで中古自動車販売のガリバーに入社し、日本語対応のアウトバウンドコールセンターへ配属されました。

そこでトップの業績を取ったことによって当時は最年少で、周りが全員日本人の中に外国人1人のマーケティング部署に異動させてもらいました。その後は カナダ系のジョイントベンチャーデジタルマーケティング会社の立ち上げに携わったあと、日系のBtoC ITスタートアップ企業に3年間務めました。

プライベートでも、日系企業の方々からよく中国進出について相談を受けたり、中国展開の失敗や、騙された / 怖いというマイナスの声がすごく多かったんですね。
それを自分ならきっと変えられるのではないか、架け橋になれるのではないかと意味もなく自信があったんです。(笑) 独立しようと考え始めたまさかのタイミングで、伊達といういままでみたことがない日本人と出会ったんです。この人と組むならきっといろいろ面白いことができそうだと思って、エードットにジョインして、円卓を始めました。(笑)

虞方瀅(グホウエイ)
私は生まれてからずっと日本にいて、中国での生活経験は小学生の頃1年半くらい北京で勉強したことがあるくらいです。
幼い頃に見ていた【劇的ビフォーアフター】に影響されて空間デザインで人を幸せにしたいと思い美大に進んだ後、空間の中で人の動きや商品の見せ方など、より人間の真理とビジネスが紐づくことを考えたいと思い食品メーカーに就職しました。

当時かなりブームになっていた百貨店の惣菜事業を担当していたのですが、現場と会社を行き来しながら1年目としては快挙の接客コンテストで優秀賞を取れたタイミングで広告代理店へ転職し、美術館や博物館の展覧会などを担当しました。

そんな中、外側部分の仲介やプロモーションを行うよりもっと本質的なことをしたいという思いが出てきました。
自分がアート出身というものもあるかもしれませんが、本来はいいものが先にあって、そこに価値をつけるべきで、日本には本当にいいものが多くあるのにそれに気づいている人が少ない。
いいものに対して価値を払わなかったり、本質を捉えずに評価してしまっている現状に悲しさを覚えました。
逆に中国は教育により、いいものはいいものとしてしっかりとお金を払う、いいものにしっかり価値付けをする文化があるので、日本と役割を補いあえるのではないかと思っていました。

そんな中代表のようせいさんと出会い、円卓の中で頑張ってやりたいことをやってみなさいと言っていただいたので転職を決めました。
チームでやる以上やらなければいけないことはもちろん、多くのことにチャレンジできているので少しずつ今後のことが見えてきています。

戴蓉婧(タイヨウセイ)
そのほかに、Baidu・アリババの勤務で11年間もの中国インターネット・プラットフォーム関連の業務、またコンテンツ開発とIP経験をもつメンバー。

Eコマース会社・大手の広告代理店で計10年間勤務し、主導で携わったプロジェクトが中国広告業界で受賞したことがあり、中国国内マーケティング・PR・広告に精通しているメンバー。

旅行キュレーションメディアやメディカルツーリズムを経て中国江蘇省観光局との関係をもつメンバーなど多くのエキスパートがいます。

みんなに共通していることは、日本が大好きであるということ。
大好きな日本を母国にいる人々に知ってほしいし、旅行、文化交流、ビジネスなど何かのきっかけを通して、お互いの誤解が解けていき、将来的には今よりもっと共栄共存ができる環境を作りたいですね。

今後どういうことをやっていくの?

― 今後やりたいことや、会社運営の方向性について教えてください。

戴蓉婧(タイヨウセイ)
とにかく日本と中国や世界の間には可能性がたくさんある。

日本の方々は自分たちの持っているものが価値だと気づいていない場合が多い。
逆に外国の方々も、日本が何を持っているのか知らない部分が多い。

日本人は職人気質。こだわりが尋常ではなく本当に研究熱心。

逆に中国人はいかにスピードをマックスにできるか、早く結果を出せるかという思考が強い。
一足飛びで成長したがる。不動産投資なども極論1年間で回収したい。どちらかというと商売人ですね。

世界はグローバル化へ進んでいます。
従来の経済形態では、一つの国の中で食材もプロダクトも、船も作ることができました。一つの国の中だけで、自給自足できました。
しかし今は、世界全体で協力して、共存共栄していく必要があります。
各国の得意分野にいち早く気づくこと、そしてそれをより大きくしていくことに注力すべきです。

私たちが小さいことからでも、架け橋となることによって双方が得意な部分を生かして役割分担しながら、素敵な世界を作り上げていくことができればいいなと思っています。

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株式会社円卓
TEL:03-6865-1329  FAX:03-6865-1325
Email:entaku.info@entaku.co.jp

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