最良の選択のカギは「自分との対話」。 私が広告ベンチャー・エードットと出会うまで-天野聡美

 

こんにちは!エードット20卒新入社員の天野聡美と申します。大学では4年間、競技ダンス部(社交ダンスを競技化したスポーツ)に所属し活動に励んでいました。プロ一本を考えるほど熱中していたのですが、どのカテゴリーにもとらわれない「表現者」として、「天野聡美」として生きたいという思いが募り、新たな自分の可能性に賭けてみたくて就職の道を選びました。

今、この記事を読んでくださっているのは、学生さんで特に就活生の方が多いのでしょうか?小学校、中学校、高校、大学…と、今まで当たり前だと思っていた教育のレールが突然途切れて、「さあ、お行き!」と言われても、困ってしまいますよね。この記事は、皆さんと同じようにもがいていた1人の就活生が、エードットにたどり着くまでのお話です。進路や人生について考える方にとって、何かの気づきとなる時間になりますように。それでは!最後までどうぞお付き合いください。

 

社会人って、悪くないのかも。そう思わせてくれたきっかけは「広告」。

 

大学3年生の私は、ダンスを続けたいという気持ちが強かったことと、社会人なるものに対しあまり良いイメージを持っていなかったことが相まって、就職するかどうかも悩んでいました。でも、自分の目で確かめる前から可能性を切り捨てるのは違うと思い、社会見学のような気持ちで就活をスタートさせました。

そんな軽い気持ちで就活をスタートさせた私でしたが、しばらく経ったある日、ふと目の前に現れたある広告と出会いで、社会人なるものの認識を一変させることとなりました。

社会人って意外と悪くないのかも。そう思わせてくれたのは、「はたらいて、笑おう。」というPERSOL(パーソル)グループの広告でした。この言葉にビビッときてしまった私は、人材業界から見学ツアーを開始しました。(広告業界じゃないんかい!とのツッコミが聞こえますが、この時の私は、制作しているのは広告代理店だと気付けなかったのです(笑))

 

実際に就活時に使用した証明写真

 

絶対的王者より、チャレンジャーでありたい

 

初めは人材業界から就活を始めた私ですが、その後は不動産、教育、マスコミ、IT、ブライダル、エンタメ、出版社…などと業界をまたいでたくさんの世界を見に行きました。素敵だなと思える社会人の方との出会いや、視野がどんどん開けていく楽しさで、かつてのネガティブなイメージは払拭されていきました。

そして、数々の企業を体感しに行った中でも、常にチャレンジャーでありたいという気持ちからベンチャー企業に魅力を感じるようになりました。絶対王者的な存在の有名企業に身を投じるより、これから名を馳せていく企業に身を投じて、前進を共にする人生の方が面白いと思ったのです。

 

また当時の私にとって、徹底的に考える唯一の手段が「書くこと」だったので、自分で就活ノートを作って、行った場所やそこで出会った人から得た学びや気づきをとにかく記し続けました。例えば…

 

  • 常に刺激が欲しい、見て盗みたい→自分にとってのカリスマのそばに身を置ける環境
  • 決まり切った作業は飽きてしまう→面白いプロジェクトとスピード感が共存しているところ

 

こうして自分の思ったことを言語化し突き詰めていくことで、その企業が自分の肌感にフィットするか否かもわかってくると思います。思考の言語化については、私が熱中していた競技ダンス部でのエピソードを例にとって、更に説明していきたいと思います。

 

就活中に書き溜めていた就活ノート

 

自分との対話と、他人の考えに触れることで思考を言語化した

 

自分の考えを言語化したり、頭で整理したりするために、以下の2つのことをしました。

①「なぜ?」「どうして?」と自分自身にインタビューし続ける

②自分以外の思考や言葉の表現に触れて、ピンときたものをまとめていく

まず①の「自分へのインタビュー」は、過去の選択において、今までと違うものを選択した時の裏にある理由や、自分の喜怒哀楽の基準を知ることが目的です。ポイントはなぜ、どうしてを繰り返すことです。例えば、このように自分自身にインタビューをしてみます。

 

どうしてこの選択をしたのか?】編
A:運動会の部活なんて、初めての選択だね。競技ダンス部に入部したのは、どうして?
B:初心者から日本一を目指せるから。あと、部の雰囲気がよかった!
A:そうだったね、日本一にこだわる理由ってなんだったっけ?
B:12年間熱中したバレエで、納得のいく結果を得られなかったの。だから、悔しさを日本一になることで晴らそうとしたんだ。
A:あ〜あの時悔しかったよねー!
B:うん、小学生の頃友達との関係がうまくいかずに孤立してた時、自分の居場所をくれたのがバレエだったから、あの時の私のすべてだったんだ。…

 

【嬉しかったこと】編
A:部活でさ、どんな時に嬉しかったとかある?
B:あ、1つ印象的なことがあるよ。3年生の時に、試合で優勝したことより、デモンストレーションの場で、後輩に「聡美さんのダンスに、いつもパワーをもらってます。」と伝えてもらった時の方が嬉しかった。
A:あの時、優勝したのに心から喜べなかったよね、なんでだろう?
B:戦友との関係がうまくいってなかった…。チーム仲を平穏に保とうとしすぎて不満を言わずに溜めこんだら、逆にチーム仲への不満に繋がっちゃって。
A:そうだったそうだった(笑)チーム仲とか、士気の高さって、私にとってすごく大切なものだね。そういえばデモのときの言葉、嬉しくてずっとニヤニヤしてたよね!
B:うんうん!誰かの勇気やパワーになりうるってことが、すごくすごく励みになったなあ!成果より、私の踊る意味はこっちだなって実感できた。
A:だからあの引退試合は笑顔で終われたんだね。
B:戦友があなたでよかったとお互いに言える関係だったし、ダンスも全てやりきった。優勝できなかったことは悔しかったけど、爪痕は残せたと思う。何より誰かの記憶の中で生き続ける作品を届けられたなって自負してる!(笑)…

 

書いて書いて、記録していくと点と点がつながる瞬間に立ち会えると思います。

そして②の「自分以外の思考や言葉の表現に触れて、ピンときたものをまとめていく」については、いろいろな人の考えや言葉にくれることで、「そうそう!私はこれが言いたかったの!」と言語化されることがあります。本でもよし、インタビュー記事でもよし。共感する部分はもちろんですが違和感もメモして、再び「なんで違うって思ったの?」と掘り下げていくと、また発見へと繋がっていくと思います。是非お試しください。

 

たどり着いたのは、見落としていた原点・広告の世界

 

こうして就活中に自分と向き合い続けることで、企業を選ぶ上で譲れないポイントが3つあることが定かになっていきました。心を動かす仕事、チームで成し遂げること、言葉と芸術に携わること。この3つを抱えてたどり着いたのは、「働く」をポジティブに捉えるきっかけをくれた、広告の世界でした。

 

1.心を動かす仕事がしたい
私が「はたらいて、笑おう。」という言葉に心を揺さぶられたように、突如として広告は現れ、そして心をかっさらっていきます。永遠にあり続けるものではなく、ある一定の期間しか人の目に触れない。その儚さや刹那的な魅力がダンスと似ていることに気づくとともに、また追い求めたいものだと再確認しました。

 

2.チームでやり遂げる仕事がしたい
部活生活で、チームで共通の目標に向かうことの楽しさを見出しました。熱意を生み出し、協力して目の前のことをもっと楽しいものへと変化させ、誰かを支援したり、されたりする中で芽生えた感情です。

 

3.言葉と芸術に携わる仕事がしたい
「13歳のハローワーク」を読んで、昔から自分が好きだったものについて通信簿を引っ張り出して探してみると、「国語」と「美術」に行き着きました。そういえば、自分自身の生活を振り返ってみると、本を読んで言葉を書き留める、展示会へ足を運ぶなどの 「何かを目で見て」「自分の言葉で表現し」「発信する」という日常に好きが潜んでいることに気づきました。

 

「そうか、これはみんなにとっての当たり前じゃなくて、私だけの好き、なんだ!」

 

自分の価値観の根源となったダンス

 

青い鳥が運んできたエードットとの出会い

 

就活中に驚いたのは、会社が星の数ほどあるということ。大っぴらに出ていないだけで、きっとまだまだ素敵な企業や社会人がいるはず!そう感じた私は、まだ見ぬ企業・人と出会うべく、SNSから見える世界を変えました。憧れの人はどんな世界を見て、どんな情報を得ているんだろう。そう思い、まずはTwitterでカッコイイな、憧れるな、と自分が思えるような方々をフォロー。そしてさらに、彼らがフォローしている人を自分も同じようにフォローすることで、憧れの人たちが見ている世界を同じように覗いてみることにしました。これ、かなりおすすめです!

そして5月のある日、タイムラインに「〇〇さんがいいねしました」とある記事が流れてきました。それがエードット広報の風間さんの転職記事。何か引っかかるものがあったのでしょう。自然と記事を読んでいる自分がいて、溢れ出すカラフルさにワクワクしている自分がいました。企業ページものぞいてみると飛び込んできたのは「夢を応援する社会を作る」の1文。そこからは早かった。説明会に申し込み、履歴書を出し、面接が始まったのです。

 

Twitterで見つけたエードット広報 風間さんの記事

 

ワクワクの気持ちに身を委ねて

 

エードットに入社を決めたのは、 「ここでなら、はたらいて、笑える!」と ワクワクしたから!に尽きます。組織のための個人ではなく、強い個を支えるための組織であると実感したことが、入りたい!という思いをより強いものにしていきました。

特に印象的だったのは、エードット取締役である小野川さんとの面接です。「僕には、夢がないんだ。みんなが持つ夢に向かって、一緒に走っている。」とにこやかにお話しする姿に、エードットからカラフルさを感じた理由を掴んだ気がします。またその面接では、私が大学で在籍していた競技ダンス部のエピソードを元に、チームとして、そして個人として、何を武器にしどう戦っていくのか?という自己プロデュースの話をしました。人々を魅了するポイントを探して、常にアップデートを続けていく姿勢に対して、「競技ダンスって超クリエイティブだね!」と言ってもらえたことがすごく嬉しかったです。

その後エードットに内定を頂いてからは、全社総会にも参加させていただきました。総会では、誰かがツッコんだり盛り上げたりするような明るくてアットホームな社員のみなさんの雰囲気と、美意識のある事業内容に、さらに入社に対してワクワクしたのは言うまでもありません。

 

就活生のみなさんへ

 

きっとみなさんの中に、無意識の中に存在している自分にとっての当たり前や譲れないものが、明らかにされることを待っていると思います。これでもか!と思うくらいにご自身と向き合って、言語化される瞬間に立ち会って欲しいと思います。自分を突き詰めた人が、強いです。就職活動は、ご縁と相性が大きいものだと思います。なので焦らずに(って言われても、これがなかなか難しいんですよね…(笑))、たくさんの人と、感情の出会いを楽しんで欲しいと思います。

ちなみに私は4年生の12月までガッツリ部活動に励んでいたため、就活自体が息抜きのような存在でした。エードットの事業であるTapistaへ赴き、美味しくタピオカをいただきながら細部に宿るこだわりを発見しに行き(レシートまで可愛い!店内BGMもなんだか中性的な気がする…お客様も老若男女問わずで、すごいなあ〜!とか)、タレント性に溢れる社員の方の記事を読んで心踊らせ、楽しんでいました。ワクワクの気持ちを絶やさないことが大切です。

 

就活中に訪れたTapista

 

みなさんもぜひ、自分の心と直感に従って、ご自身にとっての良い選択をなさってくださいね。この私はこの場所で、はたらいて笑える自分になって、夢であるスーパー表現者となるための手がかりを探そうと思います。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。みなさんへ、心からのエールを込めて!Enjoy!

執筆:天野聡美、編集:風間夏実

 

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