“FOOL IS COOL”寒いダジャレに込めた熱い想い。井上裕一がいま、ダジャレコードで伝えたいこと〜後編〜

 

ダジャレをクールに。ダジャレの文化的価値のレベルを上げるレーベル「DAJARECORDE(ダジャレコード)」は、エードット子会社である株式会社カラス所属のデザイナー 井上裕一が立ち上げたプロジェクトです。

エードットジャーナルでは今までにも、「銭湯のピアニスト」や「ダジャ絵Tシャツ」などといったダジャレコードの活動を取り上げてまいりました。今回は、井上が東京メトロ東大前駅“だけ”に掲出したある広告と、品薄になっているマスクを“クール”にデザインした話について、前編後編に分けてお伝えしたいと思います。前編では「スベった受験⽣を応援するポスター」について。後編にあたる今回は、即売り切れとなったあのマスクについてお伝えします。 

メロンマスクで笑顔回復。ダジャレから生まれた1枚のマスク。

 

-井上さんはこの前、メロンのマスクを作られてましたね

井上:はい。マスクメロンならぬ、「メロンマスク」です。ふと思いついたダジャレで、コピーライターの長谷川(エードット子会社 株式会社噂 長谷川哲士)と一緒につくりました。

 

-なるほど、思いついたダジャレからプロダクトを作るに至ったと。

井上: ダジャレで思いついたアイデアなので、チープにならないようにとてもこだわってつくりました。 メロンマスクの柄は、リアルな柄ではなくあえてデフォルメした柄のほうが身に着けやすいと思い調整。パッケージの商品名のシールは、本物のメロンのような金泊。 「マスクメロン」と「マスク」の歴史をダジャレを交えながら説明をいれた裏面のシール。 商品への熱いこだわりが、寒いダジャレのマスクをクールに形にしました。

 

 

-1枚のマスクの中に、たくさんのこだわりがつまっていたんですね。

井上:そうなんです。今はマスクだけでなく、笑顔も手に入れにくいご時世ですが、少しでも気持ちが和んでくれたらいいなと思います。アベノマスクのまえに、メロンマスクで笑顔回復をして欲しいという想いです。

 

 

-メロンマスクを作ったことに対して、反応はありましたか?

井上:予想以上に反応があり、たいへん驚きました。100枚のみの限定販売だったのですが、発売をSNSでお知らせしたら、ありがたいことに1日で完売してしまいました。

 

-1日で完売!すごいですね。

井上:今回は限定100枚という少量の生産になってしまったため、1枚あたりの単価が高くなってしまったのですが、その経緯も商品ページに記載しつつ原価の値段で販売しました。当たり前ですが、原価で販売しているのでどれだけ売れても利益はでないです。それでもなんだか嬉しくて僕が元気もらいました。

 

-少しでも気持ちが和んでくれたら、という思いで作ったメロンマスクを通して、今度は井上さんが元気をもらったんですね。

井上:はい。今回の経験を生かして、 また4/30に再入荷を予定しています。 シャレにならない状況ですが、シャレになるマスクです。世の中が大きくかわり不安を抱えるこの時代に、笑顔になってくれる人が1人でも増えてほしいと思っています。メロンマスクのご購入はコチラから

 

-前回お話いただいた「スベった受験⽣を応援するポスター」も、今回の「メロンマスク」もダジャレコードとしての活動ですよね。ダジャレコードでは、他にどのような活動を行ってるのでしょうか?

井上:改めてお話すると、ダジャレコードは「FOOL IS COOL」を掲げ、活動するプロジェクトチームです。プロダクト開発、サービスやイベントの企画や制作、アーティストや事業のプロデュースなど、寒い問題をクールに解決してきます。過去の活動に、銭湯でのピアノ演奏会「銭湯のピアニスト」の企画・運営、また寒いダジャレのクールでオシャレなグラフィックをプリントした「ダジャ絵Tシャツ」の企画・開発などを⾏なっています。

 

-井上さんがダジャレコードとして活動する理由は?

井上:カラス(エードット子会社)では、デザイナーとして企業の商品やサービスのブランドのづくりに携わっています。ダジャレコードでは自分で1からブランドを作っているので、クライアント業務以外での実験の場所として、自分の学びになっています。ダジャレコードはある意味、僕がクライアントなので、前例のないことにチャレンジもしやすいです。あとは、僕自身のブランディングだったりもします。僕が知るかぎり、ダジャレでブランディングしているデザイナーはどこにもいないので(笑)

 

-なるほど、ダジャレブランディングですね。それでは今後、ダジャレを通してチャレンジしたいことはありますか?

井上:ダジャレで社会問題を解決したいです。そして、ダジャレの価値を世の中に示していけたらと思っています。まだまだ手探りですが、少しずつ活動の実績も増えているので、ダジャレと真面目に向き合いながら、スベってもあきらめずにチャレンジし続けたいと思います。

-応援してます!ありがとうございました。

 

メロンマスク |クリエイティブディレクター、デザイナー 井上裕一(@inoue_ych)/コピーライター 長谷川哲士(@aseetsu)▶︎メロンマスクについての詳細はこちらから

 

井上裕一 |カラス所属。ダジャレコード代表。福岡県出身。主な仕事に、「悪魔のおにぎり」「#SafeHandFish」「#誰でもデザイナー講座」「Oisix とクレヨンしんちゃんのコラボ広告」など。カンヌ国際広告賞、グッドデザイン賞、ADC賞 、TDC賞など受賞希望。バスケとサウナとトンカツが好き。

 

DAJARECORD | ダジャレをクールに。ダジャレコードは、ダジャレの文化的価値のレベルを上げるレーベルです。プロダクト開発、サービスやイベントの企画や制作、アーティストや事業のプロデュースなど、寒いダジャレを使ってクールなソリューションを提案します。興味を持っていただいたアーティストの方、企業の方、個人の方、お気軽にご相談ください。dajarecord@gmail.com DAJARECORD SHOPはこちら

 

井上が所属する株式会社カラスはエードットのグループ会社です。カラス宛のお問い合わせもエードットグループの窓口から承っておりますので、お気軽にご連絡ください。

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